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チャンピオンベルト講座 第一回 「リアルレプリカとレプリカの定義と違い」

RSBのショップをご覧になられたお客様の中には、「リアルって事は実際に団体で使われたベルトなの?」と疑問に思う方もいらっしゃるかもしれません。そこで、「チャンピオンベルト講座」と題して、当店でのリアルレプリカとレプリカの定義、そして違いを説明したいと思います。

当店で「レプリカ」カテゴリーにある商品はプロレス団体やおもちゃメーカーから市販されているベルトです。主にアメリカのプロレス団体WWEやおもちゃメーカーのフィギュアズ・トイ社の製品を掲載しています。

それに対して「リアルレプリカ」はRSBが勝手に作ったフレーズです。市販レプリカと違い、デザイン、造形、素材など色々な面から実物に近いものを造ろうという志向のものです。

欧米では単純に「リアル」と「レプリカ」で区別されていますが、リアル=本物=リング上で実際に使用されていたものと誤解されてしまうかもと思い表現を変えています。

まずは生産過程での明確な違い。リアルレプリカは少量生産であるのに対し、レプリカは大量生産です。
本物のベルトもリアルレプリカも多くの場合、エッチング処理した金属プレートもしくは鋳造した金属プレートにメッキと塗装を施して本革ストラップを取り付けて完成となります。メーカーによって細かい工程に違いはありますが、どのような場合も注文に応じた1本ごとの、または少量の生産である事に違いはありません。
それに対してレプリカは基本的に薄い鉄板を金型に押し込んで模様をつけ、合成皮革ストラップを取り付けたものをいいます。その工法のため、レプリカは本物に比べて彫りが浅くなっていますが、近年発売されたものは鋳造を取り入れるなどして見栄えが良くなっています。
もちろん、レプリカの中にも上質なものもあります。例えば以前キャラプロさんから発売されたIWGPヘビーや全日本三冠などは、その価格相応に再現度も高いですね。フィギュアズ・トイ社のものでもアンドレ86年モデルやAWAローラーモデルなどは彫りの深さと2色メッキのおかげでデザインの陰影がくっきりしています。

次に価値の違い。もちろん大量生産品であるレプリカに比べリアルレプリカの方が高い傾向にあります。
通常のレプリカの相場はだいたい2、3万円ほどですが、フィギュアズ・トイ社のマスターズシリーズやキャラプロさんなどのハイエンド系なら20万円弱はするでしょう。
リアルレプリカの相場はピンきりですが安くても5万円、高いものになると50万円はします。もっとも、50万円もするベルトとなると実際に有名プロレス団体で使われたものや、そもそも製造にコストと手間がかかるものに限られます。逆に安いものは加工の質が低いものや、無名団体のものであったり団体名などが入っていない「ジェネリック」なベルトになります。
RSBではリアルレプリカとレプリカのどちらも、品質の良い物に力を入れて販売していきます!

 

2019/04/02更新:表現や名称を修正しました。

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